2016年 05月 08日
蜂の巣2016 |
今年もまた蜂の巣です。
玄関の植え込みの中。ラベンダーの茎にしっかり固定されていました。風を避けつつちょうどよい暖かさになるのに直射日光は当たらない、巣作りには良い場所なのでしょう。
刺されては困るので、早速取りました。
巣の中を覗いてみると、そこには幼虫が育って動いているではありませんか!
昨年の5月5日にも、玄関の軒先に蜂の巣を見つけたのでした。
その時は巣穴の一つ一つに卵が産んである状態でした。今年はすでにかなり育った幼虫になっていました。
しかし巣の穴によって成長度合いが異なり、早いもので幼虫、遅いものでは卵の状態の穴もありました。巣穴は写真右側の方が成長段階が進んでおり、一番左の一列はまだ卵です。
親蜂は、最初に作った巣穴14個程度の単位から、巣を拡張したのではないかと思います。穴を作りながら、穴ができたところで卵を産みつけて、その後左の一列を追加で再び卵を産んだのでしょう。このように、巣穴を作りながら産み付け、巣を大きく拡張していくのだと分かりました。
取った巣は階段に放置したところ、親蜂がやってきました。親蜂は、しばらく元の植え込みを探していましたが、階段に置いてある巣を探し当てました。巣に留まって、周囲を調べているようです。
この後どうなるのでしょう。
昨年は巣を地面に放置したところ、卵はすぐになくなり、巣だけが残りました。
階段は直射日光が当たるので温度も上がります。水分も不足して幼虫は乾いてしまうか、蟻にやられるのではないかと思います。
そろそろ親蜂にはうちに巣をつくるのを諦めてほしいものです。
宇宙研の元教授、山下雅道先生は、火星で蜂が飛べるかを航空機の急上昇と下降の特殊条件で火星の重力を模擬して実験したそうです。火星で大規模な農場を作り、果実を効率良く実らせるためには、植物だけではなく昆虫の飼育も研究しなければなりません。
まだだいぶ先の話ですけどね。
超、長期的な展望を持ちながら、まず私は国際宇宙ステーションで食べられる作物栽培を実現するために研究を続けます。
by yanosachiko
| 2016-05-08 14:38
| 生き物
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