2016年 05月 27日
自分の頭で考えてますか |
完成品のイメージと作業にかかる時間を適正に見積もるのは経験が必要だ。経験が少ない人、内容が想像できない人は作業自体が簡単だと思いがち。
例えば依頼人が仲介人を通して作業者に作品を依頼してきたとする。
依頼人が求めている仕事のやり方とかかる時間は、直接話せば分かる。しかし仲介人を通しての作業になる。仲介人は仕事がほしい。作業者にやらせて自分の儲けにしたい。
仲介人は依頼人から仕事を受けてきて、作業者に2、3日でやってと言う。作業者は短時間でやれる仕事じゃないと思ったとする。そんなとき、完成品のイメージがあっていないことが多い。
おかしいなと思いながら言われた通り短時間で出来るレベルで出したとする。それで、依頼人が満足するか。満足すればいいが、イメージが合わなければ満足せず、文句がでるだろう。
満足しないとき、依頼人は短時間だったから仕方ないと思ってくれるだろうか?短時間での作業に納得するだろうか。仲介人の説明次第だ。仲介人は引き受け、作業者に流すだけだったら、作業者を悪者にするほうが簡単だ。質が悪い作業者に頼んですみませんとでも言うだろう。
作業者がそのとき短時間しか与えられなかった、納得済みじゃなかったの?なんて言ったって、言い訳だ。聞いてくれない。
結果、作業者が悪いことになる。
仲介人の見積もりミスなのに。説明不足なのに。
だから、理解してなさそうな仲介人の仕事は受けないのが一番。
やるべきではないと思ったことは断ろう。
私はやれと言われたから、と思って仕方なくやって、良かったことがない。おかしいなと思ったら自分の感覚を信じて、変更を提案すること。場合によっては断ること。
それで仕事が減っても、他のまともな仲介人から仕事が入るチャンスになる。
仲介人は経験を積むとともに依頼人に言われたままではなく、自分の頭で考えて、作業者ができることかどうかを聞いてから受けよう。
右から左に仕事を流すだけではダメだ。依頼人と作業者の両方の状態を把握して、自分の頭で考えよう。
by yanosachiko
| 2016-05-27 08:19
| 仕事
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