そっと背中を押してやるのが親の役割 |
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2016年 09月 22日
小さい頃、毎月配達される学研の「科学」「学習」が大好きだった。
特に好きだったのは「科学」の工作。 カメラが付いてきたときは、部屋を暗くして現像に夢中になった。 集積回路を使った電子オルゴールが大好きだった。音が鳴るなんてすごい!ラジオもすごい!小さくてかわいい! 植物の光合成が不思議で素晴らしいと思ったのも「科学」がきっかけだ。 誰かから「やれ」といわれたからやっていたわけではない。 ただ、そこにあるものを相手に毎日楽しんでいた。 雑誌を定期購読してくれた親には感謝している。 毎日、時間を自由に使っていた。学校から帰ると宿題を終わらせて、あとは好きなことをして過ごした。「暮らしの手帳」も本棚にあったので読んでた。 宇宙や人体の図鑑を見るのが好きだった。 越後の冬の寒い部屋でこたつに入りながら図鑑を眺めるのは最高の娯楽だっだ。 算数の問題を解くのもクイズみたいで楽しかった。ただ、うちに本があったので、見ていただけだ。読めと言われた覚えはない。とにかく暇だった。 今、私は自分の子供達に好きなことをやらせているのだろうか。 好きなことを始め、続けるきっかけを作ってあげているだろうか。 いま、毎日「早く食べなさい、宿題やりなさい、風呂入りなさい、早く寝なさい」しか言わない自分が嫌いになっている。 私は、ゆっくりと流れる時間の中で、子供達が好きなことを見つけるきっかけを作ってあげたいのだ。怒鳴るのではなく、楽しみを見つけられる工夫がしたい。
by yanosachiko
| 2016-09-22 20:02
| 子供
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