JAXAの実験説明を書いていた頃 |
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2017年 02月 04日
実験準備をしながら、担当の研究の目的や期待される成果、実験概要を書いていた。コラムに加えて、実験ページを構成して、執筆もしていた。
我ながら、やるべきと思い、比較的喜んでやっていたと思う。わかりやすい表現、間違いを与えない表現を工夫した。 たった1年前のことだ。なんであんなに忙しかったのだろうと思っていた。そんな風にちょっと離れて遠くからみてみる。 忙しかったのは当たり前だ。準備のフェーズが少しずつ違う10以上もの実験を並行して進めていたのだ。 JAXA外部の研究者との打ち合わせと装置メーカーへの指示と報告、JAXA内部への説明、実験自体の進行。生き物の様子はいつも違う。打ち上げる生き物の質を揃えるための手順を作り、事前に試してみる。種子島やアメリカへの輸送の準備とロケット搭載の手続き。 自分やチームメンバーの出張準備と管理、変更手続き。 打ち上げは3ヶ月に1度あった。遅れて結果的に半年に1度になることもあったが、3ヶ月に1度打ち上げられるように進めた。 打ち上がったらほんとの宇宙での実験だ。実験モニターと操作タイミング指示のため夜勤が続く。 こんなにやりながら、実験説明も書いていたのだ。 これに飽き足らず、新しい研究の提案まで。私はどうかしてるのか?いや、それが私だ。で、何か成し遂げたか?論文。発表。ウエブでの執筆実績。宇宙実験をリードする力は非常に特殊だが、この書くことに費やした時間と得たスキルは、今の私の財産になっている。 今見直すと、ウエブの記事には名前も日付もない。 ある時気がつき、途中から研究チーム編成と日付を入れたが、誰がいつ書いたかは情報の出所をはっきりさせる意味でも載せる必要がある。JAXAのページより、といえば最低限こと足りる訳だが、きちんと引用してもらうためにも、できれば固定のアドレスがあると良い。 いま、オープンサイエンスの推進に関わっている。 近くにオープンデータ、オープンアクセスの専門家もいるので、ウエブの情報の管理についてもこれまでより考えるようになった。 一般向けの情報でも、参照できるようにして資産にした方がいいだろう。これが成果の最大化にもつながる。研究者も、一般の人も、JAXAのウエブの情報から新しいアイデアを思いついて提案したり工夫したりできるようになる。それがオープンサイエンスの意義のひとつだ。 ピカルとハカセの宇宙実験サクッと解説http://iss.jaxa.jp/kiboexp/comment/pikaru/ サチコの実験日記JAXA
by yanosachiko
| 2017-02-04 18:48
| 宇宙
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