旧姓で悩んだら、どうしたいか考える。 |
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2017年 02月 11日
結婚しても旧姓は使える。
職員カードも旧姓を使用している人もいる。 まだまだ面倒があるとはいえ、周囲の理解も得やすくなってきたのではないだろうか。 慣れ親しんだ名前を使い続けるメリットは大きい。 手続きをすればいい。 私が結婚したのは16年前。西暦2000年でミレニアム婚などと言われた時代だ。大学院をでて運良く職につき、高学歴の技術職女と結婚したいと言ってくれるひとを探した。 いざ話がまとまり、結婚しました、というのを仕事関係に挨拶するのに合わせてわざわざ名前が変わることを言った。 名刺では相澤矢野幸子と名乗っていた。そのうちどっちなのとかどっちでもいいからどっちかに決めろとかの声も聞こえ、面倒になって矢野にした。 名前は変えなくてもいい。変えない方法もある。選べる時代に入っていたのに、そのための方法を調べたり、手間をかけて聞いたり書いて提出したりする手間を惜しんでしまった。 翌年、旧姓使用の詳細な手順が示されたころにはすっかりタイミングを逸してしまった感じだった。 夫の親が、私が旧姓を名乗っていると知ったらどう思うだろうとか 自分の親が何か言うんじゃないかとか 仕事仲間に、すごい主張のある人間だと思われてしまうんじゃないかとか 余計な言い訳を考えて、手続きすることにさく時間をかけるのをやめたのだ。 今から思えば変えなくても良かったなあと思う。私は私だし、結婚しててもしてなくても、変わりない。姓を変えたことにより結婚前に出した論文は同一人物だと証明しにくい。検索もしにくい。 のちに入った大学院では証明するために戸籍を求められたので、実家に頼んで郵送してもらう手間が生じた。 釈然としないが求められたらやるしかなかった。 相澤、から矢野、へ。 50音ではあからやへ、アルファベットではAからYへ。あやAの方が名簿では最初の方で見つけやすい。矢野という名前も嫌いではないが、相澤と呼ばれると若くて自由だったころを思い出す。 仕事場では結婚しても仕事続けられるのかと聞かれた。 やめても生きていけていいじゃない、気楽にやればと言われたこともある。 そんな小さなトゲをいちいち気にするな、単なる雑談だと思いながら周囲の本音を漏れ聞いた気がして怖くなった。まだまだ本音は女の立場は弱い。男性主導の中でどう生きていけばいいのだ。上手に、反感を持たれないように、長いものには巻かれて生きていくのが良いのだろうか。私の価値は?と考え過ぎていた。 これから何が起こるのだろう、私大丈夫なの?と不安だった。周囲とうまくやらなければというストレスは多かった。逆に結婚したことで、結婚できた、これで相手を探さなくてすむ、とホッとした。親も安心、みんな喜んでくれて良かったな。名前?二の次だった。 結婚とか出産とか、自分のことで精一杯な時期には、周りのことが煩わしく感じる。そんなとき、些細な一言が響くこともある。気にしなければいいだけだ。若い私に言ってあげたい。あなたはそのままで価値があるんだから、やりたいようにやればいいんだと。 面倒だからやらなかったのならそれがあなただ。 ひとに言われたからとか、時代だったとか、人のせいにして気持ちが収まるならそれでもいい。 でもあなたはあなた。 名前を変えたくないと思ったら、変えない。 制度はその選択が自然にできるように。自然にしていいと思えるように本人がやりたいと思うことを一番大切にして決められるように。 根本的には結婚で2人が同じ姓にならなきゃいけないという決まりを変えた方がいい。事実婚が結婚と同じ扱いになるのがいい。姓が違ったって家族は家族だ。
by yanosachiko
| 2017-02-11 13:35
| 生活
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