サイエンスアゴラ2017 |
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2017年 11月 24日
今年はテレコムセンターで開催だった。未来館じゃなく。未来館の近く、ゆりかもめテレコムセンター駅直結の立派な建物。
24日はまだ準備中の展示が多く、私はトークセッションお目当てで参加しました。 テーマは貧困とジェンダー平等。 この大きな課題にサイエンスかどう寄与できるかという深い話題でした。 サイエンスアゴラが社会課題に大きく切り込んでいく態度を感じました。 目の前で語られると実感が湧きます。これがアゴラの良いところです。 しかし貧困とジェンダー平等、課題の全体が大きすぎます。簡単ではない。 日本でも貧困層が問題だし、特に母子家庭、遺児母子家庭が大変なんだそうです。まず問題の実情を一つ一つ可視化して理解するのが一苦労です。 世界でも女性の貧困率が高い。 今日のディスカッションでは、農業の機械化を解決策にあげる人がいました。過酷な農作業が、女性の過労を招き、時間をうばっているから。 輸送技術、保存技術が進めば、食料問題も解決に向かうと。ここに宇宙で検討している月面農場の技術が貢献するかもしれません。 また、都市化の進行についてもトークセッションがありました。2050年には人口の75パーセントが都市部に住むようになる。水問題、食料問題、気候変動のほとんど全ての問題が都市部で起こる。 水を巡って争いが起こる。 なんだか平和で水に恵まれた日本に住む私達にはまだピンとこないと思う。でもあちらこちらで話は聞くので、実際の脅威と考えることはそう間違ってはいないのでしょう。水のリサイクルにも有人技術が貢献するでしょう。 予測して対処していくにしても、プロセスが必要です。 科学技術はあっても、使えなくては残念です。 当然、科学者の役割が期待されます。科学技術の生まれる最初から応用に生かすところまで、科学者が見ていて主体的に取り組んで欲しいそうです。 私はどっちかというと、科学者はとんでもない発明とか、誰も思いつかない発見をするところを頑張るとおもう。得意なところを役割分担すればいい。 だから、科学をわかる社会学者や行政担当が必要で、もし行政担当に分かってもらうために誰か必要なら、きちんとお給料を払って役割を与えて役割を果たして貰えばいいと思う。何でもかんでも科学者にやらせるのは能力の無駄遣いだと思う。できる人もいると思うけど、突飛な発想ができる人は人付き合いは苦手かもしれない。でも、そういう人面白い人こそ大事にしなきゃいけない。 違う立場のみんなが共通の言葉で話をする必要がある。 研究者だけじゃなくて色々な立場の人が対話しなきゃいけない。 対話が簡単なようで難しいんだと思う。だからこうやってアゴラとかシンポジウムとかワークショップをやって 仲良くなりながら活動し 今までになかった仕組みを試しながら 仲間を増やして 多くの人が賛同する活動にして 実際の制度とか 実現可能な計画にしようとしているんだと思う。
by yanosachiko
| 2017-11-24 19:07
| 仕事
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